日本食を知るなら筑前のご当地グルメ

筑前とは律令時代において、福岡北部の国の名称でしたが、官位とした扱いもなされており、豊臣秀吉が羽柴姓を名乗っていた時代に、織田信長から筑前守に指名されていた事はあまりにも有名でしょう。筑前は筑前にでも有名な現在の博多を中心とした地域で、海外との交易も盛んに行われており、博多商人は当時からかなりの実力者が多かったのです。筑前の名称がつけられた筑前煮ですが、この料理は福岡だけではなく、がめ煮としても知られ各地の郷土料理として確立されていますが、本場の筑前煮は鶏の骨付き部分を使うのが基本です。食材は、サトイモと人参に干し椎茸とこんにゃくが定番の材料で、出汁は干し椎茸とイリコなどの混合出汁が使われ、鶏の骨付き肉が独特の風味を出す炒り煮と呼ばれる手法で作られます。こうした郷土食は九州全域で見られますが、地域色もあり塩味だけで作る場合もあり、これが故郷の独自の味付けとなっている為に、県外から戻ってくる帰省客にも非常に懐かしい味となっているのです。